和風バーでレコードを提供する

レコードバーを設計する時に一番こだわった部分は室内の剛性を高く、気密性を高くしなるべくならば外からの音もシャットアウトしたい。音の環境から逆算しますと、壁を漆喰にしたいな〜とか屋根からの音を排除したいのでグラスウールを置いて、天井にも板を貼りたいな…等と考えているうちに茶室のような雰囲気でウィスキーを飲みながら好きな音楽聞けたら自分だけじゃなく友人知人も喜んでくれるかな？なんて考えたんです。
ただ、これ実は自分の知識ではなく京成立石にある青木珈琲のマスターからの「音に対する知恵」を自分なりに解釈した結果なんです。2019年の秋頃から通いだして営業出来ない日々、時短営業の日々の中で音楽、歴史、経済、医療、科学、政治、映画、色々なものを共有させてもらって今の自分があります。その他、立石でお世話になっている諸先輩方、いつも勉強させてもらっております。若輩者ゆえ、これからもご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
当店はレコードの枚数も他店に比べて少ないかもしれません。ウィスキーも少ないかもしれません。
勝手かもしれませんが、成長を一緒に楽しんでもらえると創業したばかりの当店としてはありがたいです。
同じ時代に、この湯島でグラスを交わせる奇跡に感謝です。

店主 幹太